【】
生贄のジレンマ〈上〉(メディアワークス文庫)/土橋真二郎
◆本の内容(Amazon.co.jpより引用):「今から三時間後にあなたたちは全員死にます。
ただし生き残る方法もあります、それは生贄を捧げることです」
卒業を間近に控えた篠原純一が登校してみると、
何故か校庭には底の見えない巨大な“穴”が設置され、
教室には登校拒否だった生徒を含むクラスメイト全員が揃っていた。
やがて正午になると同時に何者かから不可解なメッセージが告げられる。
最初はイタズラだと思っていた篠原たちだが、
最初の“犠牲者”が出たことにより、それは紛れもない事実であると知り…。
◆読んだ時期:
2011年2月28日。
◆レビューとか感想とか:
殺戮ゲームの館が面白かった土橋真二郎さんの小説。3話完結物です。
校庭に空いた大穴、新しく取り付けられた電子黒板、
そして左腕に巻かれた腕時計状の何か。
それらはゲームを演出する小道具であり、
そして恐怖へ叩き落とす舞台装置でもあるのです。
なんつって。内容は学校を舞台にしたデスゲームです。
基本ルールは
1.生贄が穴に飛び込むと学年全員が24時間生き長らえる
2.クラス内の投票で選ばれると選ばれた人以外のクラスメイトは6時間生き長らえる
3.「1.」「2.」どちらも満たされないとクラス全員死ぬ
となります。
正直、ルールが分かった時は「デスゲームにしては設定がぬるいなぁ」と感じました。
そんなんで3巻も持つのかね?と。
ですが読んでみたらどっきどき。
バトル・ロワイヤルのようにさくさく人がお亡くなりになる訳ではありませんが
確実に犠牲を伴うルール設定。迫りくるタイムリミット。
訪れる葛藤とジレンマ。ってな感じで楽しく(?)読めました。
途中で追加された「救済イベント」の中身は予想通りでしたがドンマイ。
完結編まで読んでみようと思える位には面白かった一冊です。
さて、皆さんはTwitterやっていますか?
私も一応アカウントはあってたま~~~~につぶやいてもいますが
基本的にはあまり活用してなかったりします。
面白さが良く分からないし。
しかし先程、そんな私の意識に大革命がありました。
きっかけはひょんな事から見つけた某アカウント。
「○○(←某マンガのキャラの名前)bot」って名前でした。
自己紹介もそれっぽく書いてあるのかな~と思い見ると・・
「全て手動でやっています」との文字が。
いや、それもうbotじゃなくね(--?
地味にツボに入ったらしく腹筋痛くなるまでややウケ状態が続きました。
くっそう、こんな所で撃沈されるとは思わなかった。
何となく気になったのでgoogle先生にお訊ねした所、
いわゆる「なりきり」でやっているつぶやきを
「手動bot」と表現するのが流行ってる(?)みたいですね。
私としては「手動bot」と聞くと「botを手動で動かす」イメージです。
発言内容とかを自動的に生成するプログラムがあってそれを動かすのは手動、
例えばボタンを押すと自動的に定型文がつぶやかれるみたいなのです。
あえて関係無い例えをするとすれば、自動ドアがbot、
ボタン押すと動く自動ドアが手動bot、
お店の人がドアを開けてくれるのがなりきり、ってな感じですかね。
そんな解釈だったもんで全手動のbotさんにウケたのですが・・なるほど。
意味合いとしては明らかに間違っていると思うが、気持ちは分からんでもない。
bot→プログラムが自動でアニメキャラっぽい発言してるー
じゃあそれを自分でやれば手動botだな(--)☆
とかそんな発想なんでしょう。
ふむ、言葉は時代と共に変化するの良い例ですな。
職業柄自分の発言では使いたくないけど。
◆お気に入り度:
★★★★
■お仕事用Webサイト
ITの万屋 PCS - Piyopiyo Create Service
■ランダムでファジーなランキング?サイト
らんだむふぁじーらんきんぐ?らふら
※携帯電話には対応しておりません。
-----
posted by ササキマコト