マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

死体を買う男(講談社文庫)/歌野晶午

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 乱歩の未発表作品が発見された!?
 『白骨記』というタイトルで雑誌に掲載されるや大反響を呼ぶ―
 南紀・白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げる。
 男は、毎夜月を見て泣いていたという。
 乱歩と詩人萩原朔太郎が事件の謎に挑む本格推理。
 実は、この作品には二重三重のカラクリが隠されていた。
 奇想の歌野ワールド。

読んだ時期:
 2011年4月12日。

レビューとか感想とか:
 実は意外と当たり外れの激しい歌野晶午さんの作品。
 今回は作中作がテーマのミステリーでした。
 内容は…書いちゃうとネタバレになっちゃいますね。
 登場人物が推理小説を読むんだけど実はそれは・・な話です。
 江戸川乱歩のファンであれば楽しめるのかもしれませんが
 個人的にはいまいち面白さが伝わってきませんでした。
 途中で読むのを止める程つまらなかった訳ではありませんが
 いまいちパっとしなかった印象です。

 さて、東電さんの原発事故までは殆ど聞かなかったけど
 今では耳に馴染んじゃった単語、いっぱいありますね。
 「しーべると」だとか「べくれる」だとか。
 「放射性ヨウ素」だとか「炉心溶融(ろしんようゆう)」だとか。
 そんな言葉に混ざってちょっと異色な単語もあります。
 その名も「建屋」。
 東電さんの原発事故以来、日常会話で結構耳にするので調べてみたのですが
 実は「建屋」って結構意味が限定されるみたいですね。

 機械や機器などの設備、または原子炉やポンプなどの設備、
 などを収納してある建物、などを幅広く意味する表現

 と、どっかの実用日本語表現辞典に書いてありました。
 確かに良く考えたら人間様が住む所は「家屋」ですもんね。
 あっぶねー。
 ちゃんと時代の波に乗ってますよーアピールで
 「うちの建屋はボロだからさぁ」とか言わなくて良かった。。

 危うく私の存在が人間様からポンプになる所でした、セーフ。

お気に入り度:
 ★★




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posted by ササキマコト