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美女と竹林(光文社文庫)/森見登美彦
◆本の内容(Amazon.co.jpより引用):美女に会ったら伝えてくれ。俺は嫁を大事にする男だと。
妄想と執筆に明け暮れた、多忙にして過酷な日々。
森見登美彦氏を支えてくれたのは、竹林であった。
美女ではないのが、どうにも遺憾である。
虚実いりまぜて、タケノコと一緒に煮込んだ、人気文士の随筆集。
◆読んだ時期:
2011年5月24日。
◆レビューとか感想とか:
おっと、思わず小説に分類しそうになっちまったぜい。
そんなフィクション?ノンフィクション?な妄想たっぷりエッセイです。
「※この物語は微妙にフィクションであり実在の人物及び団体とはあまり関係ありません」と
注釈をつけても違和感が無いような一冊でした。
独特の空気は健在ですので森見登美彦さん好きな方は
手に取ってみても良いと思います。
逆に「森見登美彦さん?読んだ事無いなぁ」って人はやめとけ。
少なくとも一冊目に読む本ではないのじゃなかろーかと。
さて、どこぞの質問サイト・・まぁYahoo!知恵袋なんですけどね。
見ていたらこんな質問がありましたφ(--)
「客」をどう呼んでますか?
私の場合、自営業を始めてからは「お客さま」一択になりました。
別に「お客さまは神様です」とかこれっぽっちも思っていないですし
「あの客ムカつくなー、けっ!」って思う事もあったりはしますが
それでも「お客さま」一択。
何気ない会話でぽろっと変な事言わないためには
普段から癖つけておかないとですから。
昔はかっこつけて?「クライアント」とか呼んでいたりもしましたが
他業種の人と話す時に出ると微妙に気取った感じになっちゃうのですよね。
なもんで「お客さま」に矯正しました。
とは言っても「お客さまは神様です」とは本気で思っていないですし
敬意を払っているか?と訊かれると「まぁそれなりに」としか言えないです。
少なくとも「お金をいただいているからへこへこしなくては」みたいなのは無いなぁ。
あくまで個人的な考えですが、と前置きした上で(--)b
うちらの仕事ではお客さまはパートナーです。神様じゃ駄目。
他業種の方には誤解している方もいらっしゃったりしますが、
基本的にシステム作ったりなんだりってのは「作って貰う」って感覚だと
使えるシステムにはなりません。「一緒に作る」って感覚が必要です。
お客さまはその業界の専門家、私たちはシステム作る専門家。
「お客さまも気づいていないニーズを探る」とかカッコ良い事考えられるのは
あくまで細かい点、使い勝手だとか操作性だとかそーゆー部分で
大元の「どんなもんが欲しい」ってのは最初はお客さまの中にしかありません。
お客さまの中にもないのなら・・・お金の無駄遣いだから止めとけば?
あくまで協力して進めるものですので、必要以上に上下の区別がつくと
ろくな物出来ないですよ。ひいてはお金が勿体ないですよ。
まぁ「おい神様、何やりたいのか教えろや」とか言えるなら
「お客さまは神様です」でも良いですけどね。
お客さまの方も「お金出せば作って貰える」と考えるのは微妙に誤解です。
正確には「お金と時間を出せば作って貰える」になります。
「いやいや、うちはお客さまに時間取らせないから」ってな会社様はあれでしょ?
テンプレの使い回しでしょ?
標準化してニーズの大きそうな部分を何となくカバーしてるからで
個別のニーズに対応するはやっぱり時間とお金掛かると思うんだよなぁ。
なんかこの業界の宣伝文句に微妙に違和感を覚えたので書いてみました。
「お茶飲んで待ってればシステム出来上がってくる」ってのは幻想です。
そこまでお手軽なものでもないです。
どちらかと言うとオーダーメイドスーツ作る感覚に近いと思いますよ。
◆お気に入り度:
★★★
■お仕事用Webサイト
ITの万屋 PCS - Piyopiyo Create Service
■ランダムでファジーなランキング?サイト
らんだむふぁじーらんきんぐ?らふら
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posted by ササキマコト