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10日でおぼえるAndroidアプリ開発入門教室/寺園聖文
◆本の内容(Amazon.co.jpより引用):7つのアプリを作りながら、楽しく学べる。
メモ帳・カレンダー・絵日記・スライドショー・フォトフレームなど、
作例も充実。基本から応用まで短期間で学べる集中レッスンパック。
◆読んだ時期:
2011年6月14日~2011年6月28日。
◆レビューとか感想とか:
Androidアプリもそろそろ押さえておくか、ということで読んでみました。
この本はAndroidアプリ開発をやったことが無くて
言語にあまりこだわらない位には開発に慣れている方、
もしくはJavaをある程度以上知っている方が、
Androidアプリ開発の雰囲気を味わうための本です。
それ以外の方には合わないと思います。
本書の基本的な進め方は
1.ひな形となるサンプルプロジェクトを読み込み
2.本の指示に従ってプロジェクトにコードを追加
3.出来上がった物を動かしてみる
4.解説を読む
となっています。
「4.」の解説は大部分が「2.」のサンプルプロジェクトや
「3.」で追加したコードの解説ですので、
この本を読めばAndroidアプリが開発できるかというと微妙です。
と言うか、恐らくはできません。
そのためAndroidアプリ開発をマスターするための資料として
この本を手に取ると不満を感じると思います。
Androidアプリ開発の流れや雰囲気を味わったり、
なにから始めれば良いか分からない状態での取っ掛かりとするには
良い本だと思いますよ。
漠然とした形ではありますが全体像は掴めます。
少なくとも私はこの本をやり終えて、Androidアプリ開発の面白さと
それ以上の面倒臭さがなんとなく見えてきました。
いやー、それにしてもこれ、今の段階でお金になる雰囲気感じないですね。
趣味でなんか作る→自己満足で公開してみる→あれ?買ってくれる人いるんだ、
って流れで広げていけば楽しめるとは思います。
趣味的にやるのだったら面白そう。
ですがお仕事として請けるのであれば、数十万~数百万単位のお仕事にならないと
手を出したくないくらいには面倒臭そうだったりします。
画面サイズもVersionもまちまちなのにどこまで対応するかって問題もあるし
技術の陳腐化も早そうだからスキルの維持コストがそれなりに掛かりそう。
下手すりゃ「それWebでやってブラウザで見た方が早いよ」ってなるだろうし
なにより微妙なのはこの技術が現時点で業務用アプリに転用しにくそうなこと。
無理ではないと思うけど、iPhoneアプリで目立った業務用アプリが無いことからも
現時点でBtoCメインなのは間違いないだろうしなぁ。。
いっその事PDAとかにもAndroid搭載してくれんかね?
ってな感じで、技術そのものよりもそれを取り巻く背景が微妙だと感じております。
どの程度力を入れて追っかけようか悩むんですよね。
正直、技術の維持コストと細々とした面倒臭さを考えると魅力を感じません。
今後もバージョンアップしていくと、どんどん対応範囲が広がっていきそうだし。
※バージョンアップの頻度と携帯買換えのスパンを考えると
必要な対応範囲が広がることはあっても狭まることはないでしょう。
でもなー。
だからこそ押さえておいても良い気もするんだよなー。
取りあえず遊びで細々とやりつつ様子を見ますかね。
う~む、悩む(-公-;
コタツをいつ片付けるかも悩んだがそれ以上に悩む(-公-;
◆お気に入り度:
★★★
■お仕事用Webサイト
ITの万屋 PCS - Piyopiyo Create Service
■ランダムでファジーなランキング?サイト
らんだむふぁじーらんきんぐ?らふら
※携帯電話には対応しておりません。
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posted by ササキマコト