マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学/ジェラルド・M・ワインバーグ

◆本の内容(Amazon.co.jpより引用)
著者の深いコンサルタント経験を基に技術アドバイスの機微をあますところなく説き明かす、理系と文系の両方を含む、よい仕事を目指す大人のための楽しくまた恐ろしい本。

◆レビューとか感想とか
 分量としては250ページ弱ですが、読み応えがありました。
 ベテランコンサルタントの著者が自分のノウハウを
 ちょびっとだけ公開してくれています。
 エッセイ・講演調の語り口が多少まどろっこしくも感じましたが、
 大事なところを「○○の法則」とまとめてくれているので
 ポイントを押さえるのは楽でした。
 ただし赤ペン片手に線を引きながら読むタイプの方はご注意ください。
 真逆の法則が平気な顔して登場します。
 「二度あることは三度ある」と「三度目の正直」みたいな感じで。
 自分にとっての金言を選んで線を引くようにしてください。
 そうしないと、本が真っ赤になった末に
 「どれが大事なんだっけ?」となりかねないです。
 読んでいるとパッと見どれも大事そうに見えちゃうのですよ。
 ですが、よく考えると「今の自分にあうのはこれだな」と絞れてきます。
 この本に出てくる法則はどれもそれなりに有意義だと思いますが
 自分の置かれている状況によって心に響く部分が変わってくるはずです。

 ちなみに「コンサルタント」という単語に対して
 胡散臭いイメージを持っている方も少なくないと思います。
 「リスクの無い立場で好き勝手言う奴」みたいなイメージですかね。
 ですが書籍に関してはそのイメージに縛られ過ぎない方が良いです。
 タイトルに「コンサル」って入っている書籍は
 実際には「問題解決」について言及していることが多いので。
 問題解決力は職業問わず必要ですよね?

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

 さて、むか~しむかしアメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズさんとやらが
 「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ」といったそうです。
 つまり人はふるまった通りの人に近づくってことですかね。
 じゃあデキる人っぽくふるまえばデキる人に近づけるのだろうか(--?
 気になったら即実験♪
 早速やってみましたよ。
 クラシック音楽を流しながらブラックコーヒーを飲みつつ
 英字新聞……は手元にないからなんかそれっぽい本を読んでみました。

 (--)☆

 優雅です(--)☆

 かな~り優雅です(--)☆

 おぉ!なんかデキる人になった気分だ!

 ふぁ~っはっはっはぁ!( ̄^ ̄)


 ひとしきり浮かれた後、現実に帰ってきました(--;
 さて洗濯でもすっかな。

◆お気に入り度
 ★★★★★

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 ・コンサルタントの勉強法/野口吉昭

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posted by ササキマコト