マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

ビブリア古書堂の事件手帖(6)~栞子さんと巡るさだめ~(メディアワークス文庫)/三上延

◆本の内容


太宰治の『晩年』を巡る騒動、再び。一巻で登場したあいつが今度は依頼人としてやってきた。「父の『晩年』を探して欲しい」調査を進める大輔と栞子の前に過去の因縁が浮かび上がる。盗まれた稀覯本。関係する二人の祖父母。過去と現在が交錯し、果たしてどこに行きつくのか?!みたいな煽りが似合いそうなお話です。



◆感想


 いつにもまして人間関係が複雑な一冊でした。
 えっと、あの人とあの人が血縁関係で~、
 あっちとこっちが関係者で~、
 おぉ、あの人まで関係してるのか。
 人間関係を整理しながら読まないと若干混乱しますし、
 整理しながら読んでこそ、面白さを味わえると思います。

 それにしてもアレですね。
 この本は、マトモな人が、あまり出てきません。
 特に本好きの面々は「本のためなら何でもやる!」感がいっぱいです。
 本シリーズの良心だと思っていた大輔君にしたって
 「栞子さんのためなら何でもやる!」になってるし。
 良くも悪くも気合の入った人たちばかりでした。

 ところで、あとがきによると次作かその次でシリーズ完結の予定らしいですね。
 きちんと最終巻が出ることを祈っています。
 某・季節お菓子シリーズをはじめとして、私の読んでいるシリーズって
 何故か最終巻直前でパッタリ止まることが多いので、
 少しだけ心配しています(´・ω・`)
 よろしくお願いしまっす(-人-)


◆お気に入り度


 星3つ:★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、ふと気付いたらゴールデンウィークが始まるのですね。
 早い人だと、もう始まっているのでしょうか?
 私は今年のゴールデンウィークも引きこもる予定です。
 人がわちゃわちゃしているのは、あまり得意ではないのでね。
 みなさんが休みを満喫しているときは引きこもってお仕事を進め、
 みなさんが涙目でお仕事を始める頃を狙って、
 優雅にバカンスを満喫しようと思います(-3-)y-~


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posted by ササキマコト